芳純 |
本書は新宿紀伊國屋書店の別棚に積んであって、監訳が前田耕作先生であったのが目について、つい買ってしまった本です。やっぱり、孫達に薦めるに丁度良い本でした。何が良いかというと、歴史を理解する楽しみをわかりやすく教えてくれるというのが一番(だから私も教えてもらって楽しかったということ)、次にヨーロッパ史の知識が整理されて頭に入ってくるという点でした。
ところが悲しいかな、その整理された知識が私の頭の中から素直に順を追って蘇ってこない。ということで、もう一度本を見ながら印象に残った部分を書き出さなばならないことになりました。ただしそちらは別ブログ「爺~じの「本の要約・メモ」に掲載する予定です。あっ、本文庫には、二つの著述が入っていまして、題記のものともう一つ「子どもたちに語る中世」です。
【子どもたちに語るヨーロッパ史】
監訳者(前田耕作先生)まえがき
20世紀に起きた世界中を巻き込む二つもの大きな戦争で人類全体が危機に陥ったとき、フランスの歴史学はいつも「歴史はなんの役に立つの?」という子どもの素朴な問いかけに答える努力を重ねることで革新を成し遂げてきました。・・・ル・ゴフは、若い人たちの問いに答えることこそ歴史家の責務とし、本書を世に問うたのです。