芳純 |
最も根本的影響は人間の生き方に係わるもので、それは生命をもつ存在としての人間は他の生命と同じ存在であるということを嫌でも認めねばならない時代になっていると言うことだろう。人間だけが特権的に他の生き物を抹殺できると考えるのは間違っている、と。同じ人類同士が殺し合っている場合ではないことに気づかねばならない。
人間だけが特権的にもっていると思っている理性は、今こそそれに気づかねばならない。人間に有害なウイルスだけを抹殺することは原理的に出来ないのだ。付け加えれば、一見それが出来たように見えたとしても、そのような生き方を変えないかぎり、この抹殺する作業だけが生きることと同義となってしまうのだ。簡単に言えば、ウイルス疾患は身から出た錆なのだ。
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