自己紹介

自分の写真
1946年9月、焦土と化した東京都内にて、食糧難と住宅難と就職難の中、運良く生き抜いた両親の新しき時代の一発目として生を受けるも、一年未満で感染症にて死にかける。生き延びたのは、ご近所に住む朝鮮人女性のもらい乳と父親がやっと手にした本の印税全部を叩いて進駐軍から手に入れたペニシリンのおかげであったらしい。ここまでは当然記憶にない。記憶になくても疑えないことである。 物心がついた頃には理系少年になっていた。それが何故なのか定かではないが、誤魔化しうるコトバより、誤魔化しえない数や図形に安堵を覚えたのかもしれない。言葉というものが、単なる記号ではなく、実は世界を分節し、意味と価値の認識それ自体をも可能にするものであることに気付きはじめたのは50歳を過ぎてからであった。 30年間程の企業勤めの後、現在は知の世界に遊ぶ自称哲学徒、通称孫が気になる普通の爺~じ。ブログには庭で育てている薔薇の写真も載せました。

2017年6月17日土曜日

6月17日(土) 長谷部恭男先生の『憲法と平和を問いなおす』をアップしました

樹齢60年のボケの花

この本を読んでアップするとブログで言ってしまってからもう二ヶ月が経ってしまった。【要約】は別ブログ(爺~じの本の要約: 6月 2017 (gansekimind-bookmemo.blogspot.com))に掲載しましたので、こちらの方は感想部分だけ掲載します。


『憲法と平和を問いなおす』長谷部恭男 ちくま新書

【感想】

新書だが内容は深く読み応えがある。それはタイトルからしてそうであるはず。箇条書き風にしても結局A430ページ程になってしまった。

どうすれば平和に共存できるのか、ボタンを押せばその答えが出るのではなく、結局は「自分で考える」他はない、著者はそう言っている。少し内容は難しくて理解できないところがあるかも知れないが、そのことを孫達が感じ取ってくれれば良いと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿