積ん読となっていた新書本を待ち時間つぶしにと何気なく手に取って読んだら、とても面白かったので読書記録を見たら6年前に読んでました。しかも、何の感想もなかったみたいで!。それは2010年に書かれた『超マクロ展望 世界経済の真実』という題名の新書で、当時57才の経済学者と40才の哲学者の対談です。そこの書かれている内容は題名のごとく超マクロ的、世界史的な経済展望(真実かどうかはわかりませんでしたが)、一言でいえば、500年続いた資本主義は現代に至ってついに行き詰まった、でもその先は正直よくわからんというものです。
読書日記に書こうとしたのは、この本の内容を紹介したいからではなく、読み終わるまで既に読んでいたことを全く思い出せない本がたった六年後の今回面白いと思ってしまった理由でした。それは、たしかに老化現象による記憶力の低下も関係していることは否定しませんが、最近の世の中の動きがおかしいのではないか、という意識でここ数年来持ち続けてきた関心のなせる業だろうと、つまり書かれていることの意味の理解が進んだのだろうと、その点においては若返っているのだろうと。
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