利子、それは労働搾取で掠め取った貨幣を、産業資本家と貨幣資本家で分け合う部分の一方であり、利潤とは違って資本主義的生産の法則によって規定されない偶然的なものである。が、ここに新しい対立、資本同士の対立もまた生まれてくる・・・。マルクスの経済思想は一貫しているとしても、次第にその思想からだけでは経済学としての限界を打ち破れなさそうになってくるような気がする。
お金をストックとフローに分けて考えると良い。友人の銀行家から以前聞いた時に目から鱗がハラハラと落ちた言葉なのだが、この言葉を第五編あたりで改めて思い出したことも、その証左なのかも知れない。
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